『マウス』(昌文社) アート・スピーゲルマン
ヒットラー政権の下、ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺は、悲惨な歴史の産物として永遠に語り継がれる事と思う。民族間、宗教観の相違などから始まる抗争を、生半可な知識と教養では、一概に語る事はできない。この『マウス』は、作者であるアート・スピーゲルマンの父親ヴィラデック・スピーゲルマンのホロコースト体験における胸裏と背景を、作者自身がインタビュアーとして描いたノン・フィクション漫画であり、体験者だからこそ...
View Article古本巡礼
お盆の期間を利用して、京都に行ってきた。当初、四国の香川にでも行こうかと計画していたのだが、盛大な阿波踊りと重なる為、交通事情も考慮して東へ行く事にした。京都を選んだ理由は、下賀茂神社で行われる、「下賀茂納涼古本祭」が目当てである。京都に出店している古書・古本屋が約30店舗ほど集まった古書市で、毎年恒例の祭となっている。境内の中に入ると世界遺産に登録されている参道が見えてくる。その傍らにテントを張り...
View Article古本巡礼 2
ちょーっと期間が空きましたが前回の続きです・・・神社を後にして大型古本チェーン店を回る事にした。いつもの事ながら観光というものを全くしない。とにかく、古本屋を回って本を買う事だけに集中しているので、飯もろくに食べられなかったりする。旅の途中、アレが食べたいコレが食べたいと考えていたら無駄な時間が過ぎるので、大体昼はラーメンと決めている。この日も京都の至る所にあるラーメン屋「天下一品」で遅い昼食をとっ...
View Article『カメライフ』(アルバム「ドラゴン」より) 電気グル-ヴ
最近更新が怠り、皆様のブログへお邪魔できなくてすいません。のんびりやりたいが、中々上手くいかない。そんな時は「電気グルーヴ」の『カメライフ』でも聞いて張り切らずやっていきたい。基本的に電気の歌詞は鬼畜でおちゃらけているが、時折、心理を付いた心の支えになるモノがあるので元気付けられる。楽曲もグルーヴィなテクノサウンドに、ループするミニマル要素と脱力歌詞が混在一体としていて心地いいし、なにより「石野卓球...
View Article『猿王』(青林工藝舎) 仲能 健児
インド・・・一度は行ってみたい国だと思っている。貧富の差が激しい国であり、差別問題も多々あるが、皆それぞれのカーストに殉じて生きている。なにより無宗教の私が唯一興味のある宗教、「ヒンドゥー教」が根底にある国だからかもしれない・・・・・インドへバックパッカーとして旅をする普通の青年が、人の頭を食べる猿の夢からこの漫画は始まる。『おまえ・・を・・待っていた・・おれは・・神になる者だ!』現実世界でこの猿が...
View Article『あくま道(コスミコミケvol1より)』(松文館) バーニング万城
悪魔祭に参加する為、久しぶりに筆(キー)をとってみる事にした。いやしかし、『デビルマン』の感想文は以前書いている。アニメ版(蛭田充)でも書こうと思ったが今ではない気が・・。という事で書庫を漁って見つけたデビル物がコレ、『あくま道』いわずもがな、『デビルマン』と『まんが道』を合わせた同人パロディなのだが完成度は高い。あらすじ紹介を表紙から引用させてもらう。ここに二人の少年がいた...
View Articleデビルマンバトン(熱愛編)
自分の放った腕がハラワタをえぐったシレーヌの如く、自身のシモネタで自爆するぶきたん女史から、悪魔バトンが解き放たれた。予め負け惜しむが、彼女からのバトンほどハードルの高い物はない!ではでは・・・【1】 あなたに似てるデビルマンのキャラは?(独断偏見・パロディ・伝説可)←↓選択肢を増やしてます。 カイム・ビン伝説カイムとウォン・ビンを足しただけだが、イマイチ判りにくいうえ血まみれでも美しい・・【2】...
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ヒットラー政権の下、ナチスドイツによるユダヤ人大虐殺は、悲惨な歴史の産物として永遠に語り継がれる事と思う。民族間、宗教観の相違などから始まる抗争を、生半可な知識と教養では、一概に語る事はできない。この『マウス』は、作者であるアート・スピーゲルマンの父親ヴィラデック・スピーゲルマンのホロコースト体験における胸裏と背景を、作者自身がインタビュアーとして描いたノン・フィクション漫画であり、体験者だからこそ...
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お盆の期間を利用して、京都に行ってきた。当初、四国の香川にでも行こうかと計画していたのだが、盛大な阿波踊りと重なる為、交通事情も考慮して東へ行く事にした。京都を選んだ理由は、下賀茂神社で行われる、「下賀茂納涼古本祭」が目当てである。京都に出店している古書・古本屋が約30店舗ほど集まった古書市で、毎年恒例の祭となっている。境内の中に入ると世界遺産に登録されている参道が見えてくる。その傍らにテントを張り...
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ちょーっと期間が空きましたが前回の続きです・・・神社を後にして大型古本チェーン店を回る事にした。いつもの事ながら観光というものを全くしない。とにかく、古本屋を回って本を買う事だけに集中しているので、飯もろくに食べられなかったりする。旅の途中、アレが食べたいコレが食べたいと考えていたら無駄な時間が過ぎるので、大体昼はラーメンと決めている。この日も京都の至る所にあるラーメン屋「天下一品」で遅い昼食をとっ...
View Article『カメライフ』(アルバム「ドラゴン」より) 電気グル-ヴ
最近更新が怠り、皆様のブログへお邪魔できなくてすいません。のんびりやりたいが、中々上手くいかない。そんな時は「電気グルーヴ」の『カメライフ』でも聞いて張り切らずやっていきたい。基本的に電気の歌詞は鬼畜でおちゃらけているが、時折、心理を付いた心の支えになるモノがあるので元気付けられる。楽曲もグルーヴィなテクノサウンドに、ループするミニマル要素と脱力歌詞が混在一体としていて心地いいし、なにより「石野卓球...
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インド・・・一度は行ってみたい国だと思っている。貧富の差が激しい国であり、差別問題も多々あるが、皆それぞれのカーストに殉じて生きている。なにより無宗教の私が唯一興味のある宗教、「ヒンドゥー教」が根底にある国だからかもしれない・・・・・インドへバックパッカーとして旅をする普通の青年が、人の頭を食べる猿の夢からこの漫画は始まる。『おまえ・・を・・待っていた・・おれは・・神になる者だ!』現実世界でこの猿が...
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悪魔祭に参加する為、久しぶりに筆(キー)をとってみる事にした。いやしかし、『デビルマン』の感想文は以前書いている。アニメ版(蛭田充)でも書こうと思ったが今ではない気が・・。という事で書庫を漁って見つけたデビル物がコレ、『あくま道』いわずもがな、『デビルマン』と『まんが道』を合わせた同人パロディなのだが完成度は高い。あらすじ紹介を表紙から引用させてもらう。ここに二人の少年がいた...
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自分の放った腕がハラワタをえぐったシレーヌの如く、自身のシモネタで自爆するぶきたん女史から、悪魔バトンが解き放たれた。予め負け惜しむが、彼女からのバトンほどハードルの高い物はない!ではでは・・・【1】...
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